「今年ももう12月ですね」って言葉を言い始めたのはいつでしょう?
10歳くらいですか? まだそんなこと言わないですね?
20歳くらい? なんとなく生意気な二十歳ヤローです(笑)
30歳? 世間さまとお付き合いをする中で、一度くらいはこういうこと言ったことありますね。
誰かの「まね」で言い始めます。赤ちゃんがお母さんの言葉を真似してコトバを覚えるように。クールな映画をみて、かっこいいセリフを真似してみたり。それ相応の立場になった時、先輩や先人、偉人の「名言、格言」を引用してみたり・・・
「まね、マネ、真似」って大切です。どんなことでもですね。もちろん私たちの七宝焼の世界でも。先人たちの伝わる技術を真似して現在があります。「模倣」とも言いますね。
模倣は同じ業界や界隈だけではありません。表現を変えると「引用」的なニュアンスだったり、今っぽい表現だと「ミーム」ですね。
ただし「パクリ」は最悪です。同じ真似のひとつかもしれませんが、何が違うのでしょうか?たぶん、そこに「尊敬や尊重」のような感じ、ニュアンスがないんだと思います。日本も戦後から経済成長する間、多くのこれがありましたね。私たちの業界でもあったと聞きます。ただただ「マネー(Money)のためのマネ(Mane)」だったんですね。それが自分たちのルーツであれば「自戒、我戒」しないとな〜と思います。
「パクられる」のは、実害・損害だけでなく、本当に気分も悪いですよね?昔の話だけでなく、もちろん今でもよく記事やニュースになります。AI関連でも問題や課題になっていますし、もちろん先端産業だけの話でもありません。とても身近な問題ですよね。今っぽく言うなら、やっぱりそこに「リスペクト」があれば、問題になりにくいんだろうなと感じます。尊重や尊敬のニュアンスだけでなく「感謝」のような心象もあると、人間関係、社会が心地よくなれるんだろうな〜と思います。
来年は午年ですね。誰かが描いた馬を「馬ね」して描いてみました。
「ウマくても ウマくなくても 馬ん事 馬ん才(ばんじばんざい)」
「まね」して、うまく行こうとも、うまく行かなくても、どんなことでもバンザイできて、誇り高く「たてがみ」なびかせ、笑えて喜べる良い年になりますように。
良い年末をお過ごしください!
