秋は収穫の季節ですね。
収穫するにも、苗を植えたり種を蒔いたりしないと、収穫ができません。当たり前のようですが、愚人のわたしは、すぐに「果実」だけを求めてしまいます(笑)
時間がかかります。手間もかかります。「タイパ・コスパ」には見えない「間」がかかってますね。薄っぺらいことを言わないようにしないと・・・自戒です、我戒です。
さてさて、わたしたちも「たねまき・タネマキ・種蒔き」をしています。なかなか実がならないどころか、芽も出ないことが多いです(苦笑)
それでも蒔きます。へこたれず。素晴らしい足跡を遺した先人・偉人たちがそう言ってます。なのでわたしたちもモノマネですが、そうします。いろんな意味で「ミャクミャク」です。
今までの「技法・手法」ではない「七宝焼」にも挑戦しています。これも一つの種蒔きですよね。
「プリカジュール」という技法です。フランス語由来の言葉です。日本語では「省胎七宝、透胎七宝」などの呼び名がありますが、なんとなく「粋じゃない」感じがします。「プリカジュール」の意味は「光を通す」とかの意味・ニュアンスということ。フランス語の表現の方が「詩的」です。物語があります。西洋かぶれかもしれません(笑)
「物語や詩」はとても大切だと思います。ドラマティックな展開、事実は小説より奇なり。「こと・もの・ひと」すべてに物語があります。人間ですからそこに大きく魅力を感じます。
プリカジュール技法で「種子・タネ・たね」をイメージして作品を作りました。その名も「プリカシード」です。

プリカシード「虹のたね」
「物語・詩」もあわせて楽しんでみてください。
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いろんなタネがありました。
茶色、みどり、あかむらさき
黄色、真っ黒、シマシマの
まるいの、細長いの、トゲトゲの
ピラミッドみたいなの
虫のうんちみたいなの
でっかいの、めちゃちっさいの
なんてことないの、宝石みたいなの
まいてみよう
どんな芽がでるのかな
どんな葉っぱになるのかな
どんな花が咲くのかな
どんな実ができるかな
春に花が咲くのかな
秋に実ができるのかな
冬に芋がなるかもな
夏にアイスの実ができればいいな
どんな香りがするんだろう
大きな木になったら登ってみよう
またタネができるかな
そのまたタネができれば永遠ダネ
あせらず
いそがず
もうキミの中に芽がでてるね
もうキミの中に花が咲いてるね
もうキミの中に
宝石みたいな実ができてるね
タネをまいてみよ
笑いのタネ
喜びのタネ
愛のタネ
どんなタネにする?
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みなさんも、素敵な「種子・たね・タネ」を蒔いてくださいね。いろんな場所で、素敵な芽がでて、実ができますように!
七宝焼だけに「しっぽ」を「まいて」逃げないように、こつこつ育ててゆきます。ぜひイベント、工房店に足を運んで、わたしたちの「種子・たね・タネ」をみに来てください。
ではまた!